2001年11月30日（金）<第60号>

――――――――――――――――――――――――――■今日の話題(11月30日)■
■プレス機械の振動・騒音
騒音の発生機構

［Q］加工時に発生するプレスの騒音も同じように考えてよいのですか?
［A］プレスの地盤振動は発生機構にローパスフィルタが組み込まれていると 考えればよいですが、騒音は発生機構にハイパスフィルタが組み込まれているので、 両者の性質はかなり異なります。プレスの加工音は打ち抜き終了時のブレークスル−や 加工力立ち上がり時における力の最大傾斜速度にほぼ比例します。硬い材料を打ち抜い たときに騒音が大きくなるのはブレークスル−時の除荷速度が急激になるためです。 なお、発生音は構造体の固有振動数に逆比例するので、この剛性を高くするのも効果が あります。
―――――――――――――――――――――――――――[No.60　2001年11月30日]
■CAEの適用事例■
工作機械
【1】<牧野フライス>※ [No.53　2001年11月12日]で紹介済み
【2】<豊田工機>
【3】<スター精密> [No.62　2001年12月3日]紹介

<豊田工機>
【工作機械】
　　　↓
　http://www.toyoda-kouki.co.jp/_pub_html/index.htm
●位相最適化の工作機械への適用例
●切削機工具保持機構の応力解析
●研削加工時のワーク温度分布予測

<IMO>
■Goals
開発期間の短縮

■Scenario
CAE(有限要素法解析)を設計者が仕事(ルーチンワーク)としてこなせるかが鍵です。

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