2007年9月2日(日) <第1974号>
「受験勉強を楽しもう」
− 受験主要5科目を学ぶという視点から『常識力』を養う −
難関校の英語対策法
テストはフランス料理のフルコースだと考えます。前菜は文法問題、スープは読解問題、メインはリスニングと英作文、デザートは和訳。
次々に運ばれてくる料理(問題)を片っ端から美味しく食べていきます。
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- 『英語』編 -
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【04】総合的な英語力が問われる
総合的な英語力が問われるのが、英作文と英文和訳です。
<英作文>
必ず2つのポイントを含んだ日本語で問題文を作ります。
1つ目は、オーソドックスな重要構文が含まれます。頻出なのは次のような構文です。
・仮定法
・仮主語itで始まる構文
・比較級
・副詞節
・否定語句を用いた文(seldom、haradly、scarcely、部分否定など)
・同格のthatを用いた文
・きわめて一般的な熟語を用いた文
2つ目は、英語に直訳できない日本語表現が含まれます。つまり、英作文は問題文の日本語をいきなり訳すのではなく、いったん英訳しやすい日本語表現に置き換えることが大事なのです。
さらに、次の8つの細かい文法事項がチェックされて、得点が決まります。ケアレスミスによる原点を防ぐためにも、この8項目の確認は必須です。
・時制
・能動態と受動態
・前置詞
・冠詞
・可算名詞と不加算名詞
・数(単数・複数)の一致
・助動詞
・スペル
また基本的に採点は加点法ですが、採点者によっては全文書いていないと採点に値しないとみなす場合があります。
<バックナンバー>
『総合』編
【01】古文・漢文から解く(『国語』編)
【02】客観性を持つ(『国語』編)
【03】「右」を表現する(『国語』編)
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