2006年12月23日（土） <第1722号>

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 「Always Listening」(2006年)

　　　　　　　　　　　　　 　　　 −　いつも相手の話を聞きましょう　−

　　 いつでも出会いは真剣勝負です！

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-　【30】「自己一致」している人　-
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「自己一致」(純粋性)は傾聴の技術です。

「自己一致」とは話を聴いているときの状態が自然な状態の自分であることです。
それは話を聴いて感じていることを態度が一致して、言動に矛盾のないことです。

Ａ「Ｂさん、あそこの木に大きなカラスが止まっているわ。」
Ｂ「あらホント。大きなカラスですね。」

Ａ「Ｂさん、あのカラス白いわね。」
Ｂ「そーう。あのカラスＡさんには白く見えるのね。」

(と、まずは素直にＡさんの話を受けとめる。)

Ａ「白いわよ。」
Ｂ「そっかー。」
Ａ「白いわよ。どこから来たのかしら。」

(しばらくＡさんのカラスについての話を聴いたあとで)

Ｂ「ところでＡさん。実は私にはあのカラス黒く見えるんだけど・・・。」
Ａ「そう。私には白く見えるけど、Ｂさんには黒く見えるんだ。まあ、そういうこともあるわね。」

Ｂさんは、Ａさんが「カラスが白い」と言っても、頭から否定せず、まずはその気持ちを受けとめて、しばらく話を聴いたうえで、「実は、私にはカラスは黒く見える。」ということを正直に伝えています。

Ａさんは、Ｂさんにしばらく話を聴いてもらったあとなので、Ｂさんが正直に自分の思いを伝えても、それを受け入れる心の余裕があります。

相手の話にどうしても共感できないときには、偽の共感をするのではなく、そのことをていねいに相手に伝えます。

又、相手の意見が自分と違うと感じたときでも、すぐにそれを否定するのではなく、まずは一度受けとめてから、自分の思いを相手に伝える心の余裕を大切にします。

＜"あなたが幸せになるために"99の質問を一緒に考えてみましょう。＞
【31】あなたはどうすれば本音を聞き出すことができますか？

＜バックナンバー＞
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【10】「オペレーター(コールセンター)」
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