2006年10月18日(水) <第1656号> 「漢字の読み書きをしましょう」 − 国語の読解という視点から漢字力を養う − 「部下を叱ることができる幹部」 勝ち組企業に共通するのは商品力と経営意思決定のスピードであり、「部下を叱ることのできる幹部」の存在が必ずありました。「叱る」目的は部下の指導と成長にありました。 全国展開する甲社のA部長は他部門の次長でしたが、1年前に部長に就任しました。同部門は2年連続で赤字が続き、部門の存廃が検討されていました。部内は暗く不満が充満しており、挨拶すらまとも行われていない状態でした。 A部長はメンバー一人ひとりと面談し、具体的な目標値とその実現方法を決めました。そして毎日「叱る」「誉める」を繰り返しました。 就任後3ヶ月で部下の目の色が変わってきました。そして1年後、部門の目標達成という形で開花しました。個別に面談し、1年後の姿、3年後の目標を具体的に明示し、実現に向けたスケジュールを作成することは部下育成の原理原則でした。 A部長が次に実施したことは、「指示命令」と「報連相(ホウ・レン・ソウ)」の共有化でした。個人別の目標値・スケジュールを事務所に掲示し、朝礼時に会議決定事項の進捗状況を確認しました。 これにより部門全体の動きがオープンとなり、各人の役割意識が飛躍的に向上しました。報告・連絡が当事者同士だけになってしまい、方針の徹底に時間がかかるケースは多い中、口頭の報告を習慣化するのは必要不可欠ですし、さらに「指示」「報連相」の共有化を進めています。これは、同部門が目標達成に至った大きな要因でした。 1年を通してA部長が行ったのは、メンバーの成長をきめ細かく観察し、成長に合わせて部門の目標値(ゴール)を再設定し、実施したことにありました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 【重要漢字】 - ……………………………………………………………………………………… <思考> 01.友達から論理的思考の欠如をシテキされふてくされた。 02.彼は学校の歴史の中で最も人々のキオクに残る生徒だ。 03.友達の自尊心の強い性格をコリョして会長に推薦する。 04.板前は最高の料理を客に出すために材料をギンミした。 05.互いのイトすることが理解できず徹夜で議論した。 <バックナンバー> 【01】不世出の強打者でもスランプにオチイることがある。 【02】増税反対をウッタえた政党が総選挙で大躍進した。 【03】今や二人の愛の成就をサマタげるものなど何もない。 【04】春風にサソわれて一家でピクニックに出かけた。 【05】叔父は貿易業をイトナむかたわら執筆活動をしている。 【06】大学受験にソナえて評判の高い問題集を購入した。 【07】名刑事の鋭い推理が事件のカクシンに迫る。 【08】才能ある新人の活躍が人々のカンシンを集めた。 【09】賃金引き上げのための会社とコウショウする。 【10】新製品はジュヨウが多くて生産が間に合わない。 【11】インフレは経済の成長をソガイする要因だ。 【12】不況のため企業の業績が赤字にテンカした。 【13】どんな天才的な画家でも最初はモホウから始める。 【14】パリのノートルダム寺院はゴシック建築のテンケイだ。 【15】ピアノ独奏曲をカンキョウの赴くまま一気に書き上げた。 【16】彼は西欧美術、ことに絵画史についてゾウケイが深い。 【17】芥川は『今昔物語集』をソザイにして多くの短編を書いた。 【18】耽美派の谷崎潤一郎は美とカンノウの世界を描いた。 【19】王は自らギセイとなることで国家滅亡の危機を救った。 【20】「神」は人間的現実をチョウエツした絶対的存在だ。 【21】象徴派の詩人は言葉のユウギにふけるものだ。 【22】文化のシュウゾクの違いによって挨拶の仕方も異なる。 【23】あの彼女に僕のこの熱い思いが通じたなんてキセキだ。 【24】生命のソンゲンを傷つける行為は、何人とて許されない。 【25】ペストはネズミをバイカイにして広まる病気である。 【26】コンキョの薄弱な論理は誤った結論を導いてしまう。 【27】ハトは鳥の一種だから鳥はハトを概念上ホウガンする。 【28】老猿が遠くを見つめる姿は深いシサクをしているようだ。 【29】作家は新しい文学の創造をシコウして精進を重ねる。 【30】動物の生態のタンキュウにより人間の本質がわかる。 【31】社員全員の努力で会社のギョウセキが急激に上がった 【32】パソコンの大量導入で仕事のノウリツがアップした。 【33】商売ハンジョウの鍵は徹底した市場調査と招き猫にある。 【34】社会キハンは既存の秩序を保持するために機能する。 【35】明治イシンは日本の近代化を促進する契機となった。 【36】二カ国間の小さなコウソウが国際問題に発展した。 【37】皇帝ナポレオンは波乱万丈のショウガイを送った。 【38】大学時代の恩師にアルバイトをショウカイして貰った。 【39】自分の意見に固執するあまり仲間からコリツした。 【40】大望の新横綱が五年ぶりにタンジョウした。 【41】減税のオンケイにあずかって自動車を買い替えた。 【42】何事にもひたむきな彼のシセイは見習う必要がある。
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