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2005年11月13日(日) <第1317号>

                      「あっ、そうか!」(第43回)

       − 人生は失敗の連続だが、そこから学ぶことで前向きな生き方ができる −

あなたも「あっ」(失敗した)と感じたら、すぐに"ホウレンソウ"を実践しましょう。

┏━━━━━━━━━━┓
┃【43】捨てられなかった■■■■■■■■■■
┗━━━━━━━━━━┛

製品の欠陥を隠す、国の補助金をだまし取る、談合して受注する、そして粉飾決算で投資家を欺く・・・。

三菱自動車グループの大型車タイヤ脱落事故の問題は、はじめから顧客からのクレーム情報を長年隠していました。次に国への虚偽報告と業務上過失致死傷の容疑でした。

いまは独ダイムラークライスラーが手を引いて、三菱グループがどれだけ資金を出せるかに関心が集まっています。

今も昔も三菱自動車グループは"中小企業"です。

事故発生から三菱自動車が三菱グループという体裁やつまらないプライドをどれだけ捨てられるか世間の注目を集めていました。

過去、失敗はあったが失敗情報を共有することで次の失敗を予防したり、社会的損失を最小限に抑えることができた会社がいくつかありました。

あっ、そうか、
本当にいい会社に戻るためには、体裁やつまらないプライドを大胆に切り捨てるんだ!


<格言・名言>
「疾風に勁草を知る」
弱い草は強風で倒れてしまう。困難を経て初めて強い人間がわかるという意味でした。

困難な時にこそ、人の力が問われるものでした。そのときに諦めず従ってきた部下は信頼するに足りました。そして実際には、困難の中での努力が、人と企業の力を養いました。

また、逆風の中でもその身を立てていれば、他社や取引先からも一目置かれ、ビジネスチャンスが訪れました。

                                          (エッセイスト 大前乃英雄)

<バックナンバー>("目からウロコ"編)
【38】痛い目にあった
【39】挫折をした
【40】失敗を恐れた
【41】悔しかった
【42】把握できなかった

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