2005年3月7日(月) <第1066号>
<バックナンバー>
○ 目からウロコ
【01】"どうしようもないお役人"
【02】"顔に不自由している人"
【03】"相手の立場から物事が見える人"
【04】"私心が無い人 "
【05】"賢い人(1)"
【06】"賢い人(2)"
【07】"賢い子(1)"
【08】"フリップフロップする人"
【09】"賢い人(3)"
【10】"賢い子(2)"
【11】"賢い子(3)"
【12】"賢い子(3)"
【13】"陽気な人(1)"
【14】"賢い親(1)"
【15】"賢い親(2)"
「あっ、そうか!」(第16回)
− 目からウロコが落ちる、人間模様(人のタイプや人間の関係)を知る −
あなたの身の回りにこんな人はいませんか。
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┃【16】当たり前にする人 ■■■■■■■■■■
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あっ、そうか、
共通するのは「こんにちは」「さようなら」と当たり前の挨拶をしていることだ!
○ ある洋菓子の店長
就任して最初に取り組んだことでした。
挨拶を大きな声で繰り返す「声出し」をしました。
(接客の基本に返りました。)
アルバイト店員たちにマニュアル通りの接客は求めませんでした。
求めたのは当たり前のことを当たり前にこなすことでした。
・身だしなみを整える
・明るい笑顔で接する
・商品はボリューム感を出しておいしそうに並べる
・ショーケースは毎日磨く。
○ ある精密小型モータ会社の社長
従業員には、当たり前のことを当たり前にやらせました。
『電話は、3回目までのベルでとれ』
『必ずあいさつしろ』
『その日の仕事はその日にやって帰れ』
○ ある会社のマネージャー(管理職)
いつも当たり前の一言を言っていました。
「こんにちは」「さようなら」
「おっす」「お先に」
部下と顔をあわせるたびにこんな当たり前の挨拶からはじめました。
○ 優良中小企業主
ありきたりな教訓が生きていました。
・「顧客対応はまめに」
・「得意分野に集中」
・「ひとが嫌がることをやる」
・「仕事は地道に、丁寧に」
秘伝や秘密はないのでした。企業として当たり前のことをやっているだけでした。
別に彼らが何か秘伝や、秘密を隠しているわけではありませんでした。
納期や約束を守る、出来ない仕事は受けない、品質維持や手順合理化への工夫を怠らない、
ニュースや情報はこまめに見て、時代に遅れないなど特別なことはしていませんでした。
(エッセイスト 大前乃英雄)
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