2004年7月7日(水) <第945号> ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 【最適設計】 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ <人は説得する> 【07】穏やかに話す(原則4) もし相手が拳をかためてやってくれば、こちらも負けずに拳をかためて迎えます。 しかし、相手が「お互いによく相談してみようではありませんか。そして、もし意見の相違があれば、その理由や問題点を突き止めましょう。」と穏やかにいえば、やがて、意見の相違は思ったほどでもなく、お互いに忍耐と率直さと善意を持てば、解決できることがわかります。 また、相手の心が反抗と憎悪に満ちている時は、いかに理を尽くして説得することはできません。人を無理に自分の意見に従わせることもできません。 しかし、優しい打ち解けた態度で話し合えば、相手の心を変えることができます。 もし、相手を自分の意見に賛成させたければ、まず、自分が相手の味方だと分からせることです。親切、友愛、感謝は世の一切の怒声よりもたやすく人の心を変えることができます。 一ガロンの苦汁よりも一滴の蜂蜜を用いたほうが多くの蜂が取れる ━━━ リンカーン ━━━ <バックナンバー> 【01】誤った思い込み(その1) 【02】誤った思い込み(その2) 【03】誤った思い込み(その3) 【04】誤った思い込み(その4) 【05】強みの研究(コーチの場合) 【06】強みの研究(看護婦の場合) 【07】強みの研究(立派な教師の場合) 【08】強みの研究(ランナーの場合) 【09】強みの成果 【10】対人関係スキル 【11】こころの知能指数(EQ) 【12】職務による感情のコンピテンシー 【13】強みとは何か 【14】強みと優位性(を区別する) 【15】自らの道を突き進む 【16】自分の強みに気づく 【17】強みに「どっぷりと」つかる 【18】強みの理論 【19】弱点を見つける 【20】弱点を見つける(その2) 【21】人とのつながりが強みを育てる 【22】人間関係と企業業績 【23】人間関係をうまく維持するための9原則(原則1) 【24】人間関係をうまく維持するための9原則(原則2) 【25】人間関係をうまく維持するための9原則(原則3) 【26】人間関係をうまく維持するための9原則(原則4) 【27】人間関係をうまく維持するための9原則(原則5) 【28】人間関係をうまく維持するための9原則(原則6) 【29】人間関係をうまく維持するための9原則(原則7) 【30】人間関係をうまく維持するための9原則(原則8) ■ウサギが得意なのは走ること■ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ <うまくいかない人間関係を知るための6つの手がかり> 私たちは、 人間関係がすべてうまくいくとは限らないことは認識しています。 私たちの関心は、 うまくいかない関係を見極め、そうした関係への対処法を示せる能力の重要性です。 ○ 本能的に避ける セールスマネジャーは、 セールス担当者と目を合わせなくなると「終わり」が近いことを知ります。 ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 【31】人間関係をうまく維持するための9原則 -(原則9) ……………………………………………………………………………………… ○ 人間関係の強みを利用し、自分の弱点に対処する(原則9) 人間関係の強みは、人それぞれに独自に備わったものです。 人間関係の強みを利用し、自分の弱点に対処する人たちとは、人を育てる強みを発揮している人たちです。成長の一歩一歩を「見る」ができ、さらに心からの祝福の気持ちを表すことが、その従業員の成長を後押しています。 ● マネジャーや教師は、従業員や生徒の成長を見て満足感を味わいます。 ● 経営者は、従業員が売り上げを上げる、仲間が新しい技能を身につける、昇進する、 また新しい家を買う、子どもが生まれるといったことに、大いに喜びを感じます。 「人混みの中を巡る」、この強みのおかげで、どんな状況におかれても相手の人とすぐに良好な関係を築くことができます。 ● セールスをしている人は、人から人へと動き回って挨拶を交わし、名刺を交換します。 「努力家」は、仲間が自分に対してどれだけよい感情を持ってくれているかを考え、それを基準にして自分自身を評価します。そして、「努力家」は、仕事仲間を一人ひとり理解して、良好な関係を育てています。 また、「努力家」とは、現実のビジネスの世界やセールスの現場で、顧客を獲得する場面になったとき、頼りにできる最も貴重な人たちです。 ● 「努力家」のマネジャーは、絶えず相手に自分を認めさせようと努力します。 相手の話により耳を傾け、その相手の感情に対する理解を示すと、お互いの良好な関係が強化されます。感情移入は急速に信頼感を築きあげます。 ● 患者が痛みを感じないように注射を打つことができる看護婦は、 感情移入ができる人、つまり、相手の感情をくみ取る能力の持ち主です。 注射をするとき、看護婦は患者に与える痛みを一緒に感じることによって、その痛みを和らげたり感じないようにしています。 さまざまな接し方で、マネジャーは従業員に自分自身とその仕事に対する自信を感じさせます。 ● 人を励ます力を持っているマネジャーは、 うまくいった仕事を評価する、 わくわくするような、 ユーモアのある話をする、 ミーティングで会社のミッションについて語ります。 ●「問い合せをする・質問がある」方はこちらから●
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