2004年6月18日(金) <第926号>
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【最適設計】
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<復活!乱視点>
【28】日本の優良企業の経営モデル
○ 職場における上司と部下の関係を問う
優良企業では上司と部下に高い信頼関係があります。
部下は上司から仕事上で学べる点を評価し、私生活への影響を考慮して仕事を柔軟に
決めてくれる上司に好感を持っています。
高い信頼関係の背景には人間尊重(人への思いやり)を基礎にした制度のもとで人が
安心して働ける職場環境があります。
結局、日本の企業においては成果主義を含めた米国型モデルによる経営改革は、
失敗に終わり、最も効率的な経営政策は上司と部下の信頼関係が築けるか、
上司が強いリーダーシップを発揮できるかに集約されることに経営者が気づいていくのです。
<バックナンバー>
【01】すべてを知り、すべてを許す
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人を動かすのはお金ではなく、誠意ある態度、真摯な姿勢によって人は動きます。
人を動かすのはお金ではなく、人柄であり、その人の「心」なのです。
あなたはご自分が相手のアイデアを聞く時の姿勢は考えたことがありますか。
腕組みや脚組みをしていませんか。椅子にふんぞり返っていませんか。
相手のアイデアを聞く時は、相手のやや斜め向かいに立ったり座ったりします。
(もっともよくないのは真正面のポジションです)
椅子に深く腰掛けるのではなく、相手のほうにやや乗り出す感じで座り、
相手と同じ高さの目線にしできるだけ柔らかな表情をします。
相手がしゃべり始めたら、ゆっくりとうなずきながら、
「ふん、ふん」「そうか」「へえー」「面白いねえ」などの相づちをうちます。
話す目的は人を動かすことです。しかし人の本質としては動かされることを嫌います。
だから話すということは難しいのです。
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【02】他人の長所を伸ばすには、ほめる、励ます
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<人を動かす原則2>
率直で誠実な評価を与える。
「わたしには、人の熱意を呼び起こす能力がある。
これが、わたしにとっては何物にも代え難い宝だと思う。
他人の長所を伸ばすには、ほめること、励ますことが何よりの方法だ。
わたしは決して人を非難しない。人を働かせるには奨励が必要だと信じている。
だから、人をほめることは大好きだが、けなすことは大嫌いだ。
気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える。」
人を動かす秘訣は、自ら動きたくなる気持を起こさせることです。
そして、人を動かすには、相手の欲しているものを与えるのが唯一の方法です。
自己の重要性に対する欲求は、人間を動物から区別している主たる人間の特性です。
自己の重要感を満足させる方法は、人それぞれに違っており、その方法を聞けば、
その人物がどういう人間であるかがわかります。
自己の重要性を満足させる方法によって、その人間の性格が決まります。
どんなに地位の高い人でも、小言をいわれて働くときよりも、ほめられて働くときのほうが、
仕事に熱がこもり、出来具合もよくなります。
われわれは、優しいほめことばを与えることを忘れています。
優しいほめことばは、いつまでも記憶に残り、心の糧になります。
心からの賞賛で一人の人間の人生が変わります。
心から賛成し、惜しみない賛辞を与えます。
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