2004年1月10日（土） <第766号>

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　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 ♪eエンジニアリング・ニュース♪ 　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【最適設計】　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　■「日本の製造業」■
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　　　　　　　　　　　　権力は腐敗する。絶対的な権力は絶対的に腐敗する。
　　　　　　　　　　　　権力は、それを持つ本人が腐敗から逃れようと意識し、
　　　　　　　　　　　　努力していても、やがては間違いなく腐敗する。

　　　　　　　　　　　　そうした権力の象徴が官僚機構だろう。
　　　　　　　　　　　　官僚が自分たちだけが、国を動かしているという意識
　　　　　　　　　　　　そのものが腐敗である。

　　　　　　　　　　　　では、どうやって清廉な官僚を育てるか。
　　　　　　　　　　　　それは侍の道義心、義を出発点とする武士道である。

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　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-　【14】オールドエコノミー　-
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜特殊鋼＞
○弁ばね
　自動車のエンジンの吸排気のためのバルブにつけるもので、100度以上の高温にさらされながら、エンジンの回転数に合わせて絶え間なく伸び縮みします。高さ5cm程度の弁ばねが、自動車の燃費改善の大きな武器になっています。

　自動車メーカーが弁ばねに要求するのは、走行距離10万km、10年間は破損しない耐久性です。ある弁ばねはまき数を6回から5回に減らすとともに、線材を細くし、1個当たりの重量を45gから30gに減らしました。これで燃費を3%近く改善できたといいます。

●介在物組成制御技術("強み")
きれいな鋼(清浄鋼)を作る技術。

○高張力鋼板(ハイテン)
　強度と曲げ加工や張り出し加工のできる成形性とをいかに両立させるか。

●連続焼純による冷却システム
　冷却速度　2000度／秒(世界最速)。

　焼き純しの後、水焼き入れで急冷し、その後、再加熱してまた焼き入れで急冷し、
その後再加熱、また焼き戻しをします。急速冷却で組織を固定化し、その後の焼き戻しで適度な硬さに調整します。

【神戸製鋼所】
逆転の発想
自動車鋼板のプレス加工

＜バックナンバー＞
【01】3つの過剰
【02】長野県の製造業
【03】敗者復活
【04】IT武装
【05】日次決算
【06】新たな挑戦
【07】生かす技術
【08】三種の神器
【09】独壇場
【10】磨く
【11】ナノテクノロジー
【12】匠道場
【13】ナノテク革命

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