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2003年12月18日(木) <第743号>

                    ■「奈穂の税務相談」■

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                  - 【20】心理面から見た部下の指導方法 
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○1:3:10の法則
 イヤがる部下にムリヤリ仕事をやらせる時、単位時間当たりの作業量を1とすると、苦痛ではないが義務感でやっている時の仕事量は3倍、自発的に目標を定めて挑戦するような時は10倍の仕事量をこなす、と言われています。

 上司は目標や重点を示し、成果を皆で喜びあうような導き方をすることです。喜びにつながることなら部下もイキイキと積極的に参加し、上司の考え方や指示を理解しようとするようになります。

○10の力を発揮させる環境条件
 部下の能力に合った努力目標を決めるには、与えるのではなく、昨日より今日と自分の記録の更新に取組ませるように、本人に決めさせるとよいです。

 上司は部下に昨日より何をどのように努力したかを記録させるようにすることです。何が問題なのか。どこをどのように改善すればよいのか、を一緒に考えます。部下を自分で「やるぞ」と決めさせれば3〜10倍の力を引き出すことができます。

○前向きの発言、前向きの行動
 前向きの発言、前向きの行動と善循環させるためには、日頃から「決めたことはやりきる」という習慣づけを第一に考えます。全て個人の責任としてしまうのではなく、お互にコミュニケーションを良くして協力しあうようにする、とか社会生活上の基本を教え、良い人間関係をつくってゆくことが前提条件になります。

 上司はこのように自分の業績や威厳より以上に全体の信用や信頼関係を考えるようにしたいものです。

○仕事はどんどん任せます
 ではどうするのか。仕事をやらせると考えるのでなく、そう、ゲームを教えると考えましょう。仕事を通じて喜びや満足を作り出す生き方を伝えるのです。

○悔しさを知らぬ人間は伸びない
 目標未達でも、またライバルに契約を取られても悔しさを知らぬ部下は、能力が伸びないし、ライバルを打ち負かすことは稀です。悔しさは「情熱」の固まりなのです。

 上司の悔しい気持ちを部下にぶつけてはいけないのです。悔しさをライバルや目標未達の原因に向けて部下と一緒に悔しがることです。そうすれば部下の情熱も燃え上がるようになります。

○女性は戦力
 女性だから…などと思うからいけないのです。何事でも「無理かな」と思う心が限界になります。「では心を鬼にしてズバリと言ってみよう」これでは、下手をしてこじれて女性を敵にまわしてしまいます。
 
 仕事の未来を目をキラキラさせながら熱っぽく話し「あなたが必要」と訴え続けることです。

「ナイス・ビジネス・パートナー」(NBP)
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