2003年11月24日(月) <第719号>
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■私が考える優良企業■
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不思議だ。
経営不振企業と好業績企業とで「社内うつ」の発生率はほぼ同じなのだ。
これからは社員を楽しませる(良い)会社が伸びる。
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- 【6】魅力的な会社とは -
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○企業経営の中心
企業経営の中心は、売上偏重経営から利益中心経営に変り、いま企業価値創造経営(VBM:Value Based Management)に変革しようとしています。
欧米では、企業価値を創造することは、企業の所有者である株主価値の創造であるとの考え方が定着していますが、日本では最近になって株主価値が注目されるようになり、株主価値すなわち企業価値重視の経営が注目されています(株主価値=企業価値=有利子負債)。
株主価値重視の経営は、企業が提供する製品やサービスが市場において受け入れられることが前提です。そのためには顧客価値を満足させなくてはなりません。また、企業は人ですから、従業員の職場モラールと生産性の向上に努め、働き甲斐のある職場つくりが求められます。すなわち従業員満足を重視しなければ企業価値を継続的に高めていくことはできません。
○倫理度のチェック
コンプライアンス(法令順守)の背後にある精神を守るというのはどういうことなのか。
小社ごとですが、企業経営をしていると様々な問題に遭遇します。その中には法律に対処でないこともあります。そのときは、こちらがした行為が倫理にかなっているかどうかをどうチェックしたかというと、最後は自分の良心に問うしかありません。やましさや、言い訳を考えているときは倫理度は低いのです。
○魅力的な会社とは
「企業は人なり」、従業員(人)の働き甲斐なくして企業経営はないのではないか。
働く側から魅力的な会社を考えてみると、特に優秀な人材にとって魅力的な会社とは、まず経営に透明性があることです。どのような企業戦略のもとにその会社が何を目指しているかが明らかで、自分の職務がそれにどのようなインパクトを与えられるのかがはっきりと分かること、そして自分の貢献が正当に評価されるという保証が大切なのです。
「仕事の評価基準と成績表をしっかりすれば、人は行動を変える」のだから、魅力的な会社とは従業員がほぼ納得する評価基準を持っている、その評価基準に従って給与や賞与、昇進や昇格など成績が連動している人事システムを構築してる会社だと思います。
そんな従業員に厳しくも優しい会社が日本企業にあるのだろうか。もしかしたら、この会社がそうかもしれません。
●<バックナンバー>
【1】企業の社会的責任とは
【2】会社は誰のものか
【3】開かれた企業経営
【4】企業不祥事防止のあり方
【5】コーポレート・ガバナンス(企業統治)
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