2002年7月20日(土) <第229号>
■コーチング
上意下達方式に代わるコミュニケーション手法として注目を集めています。コーチが質問を投げかけることで自発的な行動を引き出します。
○何かが変わっていく
映画「アイ・アム・サム」< http://www.iamsam.jp/ >
知的障害を持つ父親と利発な娘の純な親子の絆が心をゆさぶる、感動の物語でした。
主人公は、7歳の知能しか持たない、知的障害者のサム(ショーン・ペン)。スターバックスで働きながら、ひとりで娘のルーシー(ダコタ・ファニング)を育てています。ルーシーは、彼女が7歳になるまではサムの娘であることを誇りに思っていました。
ところが、ルーシーが7歳の誕生日を迎えた日、サムは福祉事務局から「父親不適格」とされ、ルーシーと引き離されます。サムは知的障害者の友人に相談し、電話帳から弁護士のリタ(ミシェル・ファイファー)を見つけます。リタの事務所を訪れる場面から観客の心がゆさぶられてきます。
辣腕弁護士で負け無しのリタは、最初はサムを厄介な依頼人と思い、冷たくあしらいますが、成り行きで、無償でサムの弁護をしぶしぶ引き受けることになります。負ける裁判ではあるが、ルーシーともう一度生活したいサムやサムの元に戻りたいと願うルーシーを見るうちに、
リタのなかで何かが変わっていくのです。
--->>>コーチングを受けると、自分のなかで「何かが変わっていく」のが分かります。
この映画でも仕事で成功することと家庭でも良妻賢母でいることを両立させるのは大変難しく、子どもと上手くコミュニケーションが取れない、夫が浮気をしているなど、仕事では気丈に振舞う現在の働く女性のもろい心情が暴露されていきます。
このリタに多くのキャリアウーマンが共感しました。
--->>>オプティワークスは『キャリアウーマン』をコーチングします。
そして、サムとの出会いを通じて、
リタは人生で本当に大切なものは何かを気づき始めたのです。
--->>>コーチングを受けると、自分が「何かを気づき始めた」のが分かります。
このあたりから、劇場のあちこちで女性たちの涙声が聞こえてきました。愛し合う親子が引き離されていく光景に出くわしたとき、私たちは怒りを覚えます。でも、サムは違うのです(陪審員から"父親適格"の印象を得るためにリタと作戦を練りますが、その不自然さをサムやリタは感じながらも徐々に裁判が進んでいきます)。
ビートルズナンバーや映画「クレマークレマー」からの引用など、サムはルーシーと一緒に暮らしたいという思いを一途に訴えるだけです。ルーシーも同じ思いです。ふたりの純な心の絆に、一気に劇場内は嗚咽に支配されます。
結局、ルーシーの里親が"純な親子の絆には勝てない"、親権はサムにあるとして、ルーシーとサムは一緒に元の生活に戻ることになったのです。
(映画の中ではこの場面は描かれていませんが、エンデングシーンから想像できます。)
劇中の全編を通じて流れてくるビートルズナンバーのカバー曲は、思い悩んだときの適格な回答や理不尽さに戦う勇気をいつも与えてくれるサムのサポーターでした。
--->>>コーチ(オプティワークス)は、あなたの「サポーター」です。
私は、ビートルズ世代ではありませんが、当時の若者にビートルズが与えた影響の凄さを感じました。この映画を見ていた多くの若者カップルも同じ思いであったことが分かりました。なぜなら、映画が終わっても席を立つカップルがいなかったからです。
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