2002年3月27日(水)<第144号> <特集> NEC< http://www.nec.co.jp/ > ○「新型封止樹脂」 NECはプリント配線基板にいったん実装したLSI(大規模集積回路)チップを、はがして交換できる新しい封止樹脂を開発しました。従来は配線板に複数のLSIを載せて封止材でとめた後、一つでも不良品が見つかると、配線板全体を廃棄する必要がありました。新しい封止樹脂を使えば、不良チップだけを交換すればよく、製造コストの削減や製品試作期間の短縮が可能になるそうです。 半導体実装用の封止樹脂は、集積度の高い半導体に使われる「フリップチップ接続」と呼ばれる実装に応用されています。LSIと配線板を多数の微小な突起状の電極(バンプ)で接続するやり方で、封止樹脂はバンプを保護するためにLSIと配線板の隙間に充填します。 NECは特に、高価なLSIを搭載するスーパーコンピュータやサーバー、高性能ワークステーションの配線板に有効と考えています。 ※封止樹脂< http://www.jeia.jp/gyosyu/fuushi/fuushi.htm > ※「フリップチップ接続」< http://www.labs.nec.co.jp/Topics/data/r010314b/ > ○「EMS」 NEC長野(伊那市) < http://www.ias.biglobe.ne.jp/nnec/index.html > ○「携帯電話」 NECの携帯電話機事業が独り勝ちの様相をみせています。躍進の理由は3つあります。 (1)「魚夫の利」(他社製品のトラブル多発) 「NEC製なら安心」という心理を消費者に与えました。 (2)ブランド戦略 「NECの携帯は最も値崩れしにくい。折り畳み機種ならNECという強力なブランド力があるからだ」です。 (3)海外市場の早期縮小 「欧州では端末の安値合戦が本格化する」と判断しました。 ○「新材料」 NEC「長波VCSEL」 < http://www.labs.nec.co.jp/Topics/data/r010905/ > 半導体新材料開発は、Siから化合物半導体へと移行しています。 ★ご意見・ご感想をお寄せ下さい。 info@optworks.co.jp < ピックアップリンク > < http://www.optworks.co.jp/links/index.html > ○株式会社 豊田中央研究所(ワイヤの変形)(「FillersFlow」) < http://www.tytlabs.co.jp/office/library/lib_01/fillersflow/fillersflow12.html > ○(携帯電話の落下解析) < http://salesgroup.fujitsu.com/ccce/lsdyna/html/dyna4.html > < http://www.engineering-eye.com/products/lsdyna/example/Impact_and_Drop/phone.html >
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