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2002年3月8日(金)<第131号>

<特集>
シャープ < http://www.sharp.co.jp/ >
- その2 -

○液晶ディスプレー
< http://ascii24.com/news/i/mrkt/article/2001/01/12/621882-000.html >
 液晶ディスプレー事業所では基板は自社生産。各基板にはバーコードを打ち込み、修正が必要な基板を瞬時に発見できる仕組みを採用しています。

・パソコン(「MURAMASA」)
< http://www.sharp.co.jp/corporate/news/011018.html >
「日本だからこそ繊細で高密度な作業ができ、高品質の商品を生み出せる」
 中国なら1ラインに五人を要する基板実装で、シャープは熟練工一人が2ラインを担当しているそうです。業界最速の処理速度にも難なく対応しています。ディスプレーを開くと本体のキー部分が自動的に浮き上がる構造も開発しました。
 パソコン一台に占める人件費の比率は10%以下です。10-15%を占める物流関連コストをサプライチェーン・マネジメント(SCM)の徹底で削減すれば国内で十分生産できます。日本メーカーは成熟製品に改良を加え進化させるのが得意です。特に薄型ノ−トが世界で最も普及する日本は基板などの小型化技術で先行します。各社の開発競争で日本産の薄型ノートが世界を席巻する可能性はあります。
 パソコンに限らず多くのハード生産拠点が中国に移りつつありますが、設計・開発分野で日本勢は中国勢に勝る基盤が国内にあります。差異化が難しいパソコンで「消費者にわかりやすい」製品を生み出したシャープの戦略は、ハードをいかに国内で作り続けるのか一つの方向性を示しています。

・両面LCD(「ツイン液晶」)
< http://www10.u-page.so-net.ne.jp/rk9/gibs/LCD2.html >
 シャープは表裏の両面に画像や文字を別々に映し出す液晶表示装置(LCD)を開発しました。携帯電話や携帯情報端末(PDA)向けに量産しています。本体背面に小型LCDを搭載した折り畳み式携帯電話が市場を広げており、両面表示LCDを使えば機器の薄型化や軽量化につながとしています。携帯電話向けなどに初年度500万個の生産を目指すほか、両面を使う新しい表示装置の市場開拓を考えています。
 「プラスチックLCD」では液晶層を挟む2枚のガラス基板をプラスチックに置き換え、落とした時の割れにくさを示す強度がガラス製に比べ10倍に向上します。
 「システム液晶」では画像表示部と周辺回路を一本化した新構造のLCDで、モバイル機器の小型・薄型化を飛躍的に高める技術です。

★ご意見・ご感想をお寄せ下さい。
info@optworks.co.jp

< ピックアップリンク >
○株式会社ヒロテック(「CATIA」)
< http://www.hitec.city.hiroshima.jp/nj/level7/n200567001.html >

○ダイカストの方案検討(「IronCAD」)
< http://www.hzs.co.jp/hitoto_s/no20/no20_asahitec.htm >

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