2002年1月9日(水)<第91号> ┏━━━━━━━┓ ┃今日の事例紹介┃ ┗━━━━━━━┛ ■住友金属工業■ ■デジタルエンジ推進 住友金属工業は、シミュレーション技術を活用して自動車用鋼板の開発を強化して います。プレス加工時の強度や衝突速度に応じた強度変化など、素材に関するデータ化に よりデジタルエンジニアリングを推進、自動車メーカーや部品メーカーへのサンプル試験 の回数を抑えることで、開発期間の短縮やコスト削減に協力しています。 関西製造所(大阪市此花区)の自動車用クランクシャフト生産で培った振動、プレス・ 成形加工の試験により蓄積したデータのノウハウや、98年に世界で初めて導入した衝突時 の想定速度を変化させることが可能な「検力ブロック式高速材料試験機」(大阪府立大・ 谷村眞治教授が開発)を活用しています。 また、板厚の異なる素材を溶接してプレス(テーラードブランク)した時の強度など、 実際に適用する素材でのデータ化を進めています。総合技術研究所(兵庫県尼崎市)の 研究人員も増強し、シミュレーション精度を引き上げています。 ハイドロフォーミング設備やYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット) レーザー溶接設備の活用により、加工・利用技術に踏み込んだ研究開発にも注力して います。 テーラードブランクは設備販売を行う環境プラントエンジニアリング事業部と協力し、 素材サンプルの作製や加工性の検証、基本データの提示や導入時のオペレーション、 品質管理に関する提案を行っています。 高張力鋼板(ハイテン)では、従来35キロ級までの適用が限界とされた外板材に照準を 合わせて新BH(焼付硬化)鋼板(40―50キロ級)のシリーズ化を開始しています。 ┏━━━━━━┓ ┃今日の乱視点┃ ┗━━━━━━┛ ■ハイドロフォーミング■ ■ハイドロフォーミングとは ↓ http://www.kojimatekko.co.jp/j/hydroforming.htm ハイドロフォーミングが低コスト化につながる最大の理由は、鋼管を一体成型できる ため溶接加工がなくなることです。 <NKK> 【自動車の後輪のギアボックス】 ↓ http://www.nkk.co.jp/release/0111/1129.html <住友金属工業> 【「技術立社」】 ↓ http://www.sumitomometals.co.jp/research/corporate/steel.html ┏━━━━━━┓ ┃今日のりんく ┃ ┗━━━━━━┛ 【ピックアップリンク先】 ●ロールフォーミング・シミュレーション ↓ http://www.katayamakogyo.co.jp/index.htm ※左側メニュー"技術概要"をクリックして下さい。 ●熱硬化性樹脂の3次元流動解析 ↓ http://www.englink21.com/i-eng/guest/20pl0007.htm ●ポリウレタン発泡の3次元流動解析 ↓ http://www.englink21.com/i-eng/guest/20pl0009.htm
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