2001年12月31日(月)<第83号>
【 1 】―――――――――――――――――――――――――――■今日のニュース ■
■自動車電機工業■
■概要
「自動車部品におけるSolidWorksの適用事例とハイエンド3次元CAD連携の実例紹介」
同社が開発しているのは、主に自動車で使われているモータ関係のユニット製品と、
ワイパーやウオッシャーのようなシステム製品です。ユニット製品の設計では、
SolidWorks、Unigraphics、CATIA、I-DEASの4種類のうちいずれのCADを使うかは
設計者任せです。システム製品では、I-DEASかCATIAを使っています。
ただ、設計が完了した製品モデルに関しては、原則として部品にバラしてSolidWorksの
データとして格納することを義務化しています。
■2次元図面の必要性
・生産現場での寸法測定
・購買部門での価格見積り
■SolidWorksの適用範囲
主にUNIT機能部品の3次元モデル作成の使用しています。
■3次元化後の課題
・情報
3次元モデルには図面枠が無いため図面情報が記載出来ない。
・構成
2次元、3次元データの混在した中で部品構成
・承認
3次元CADデータの承認行為
・その他情報
CADデータ以外の技術情報とのリンク
これらの課題を解決するには、PDMとの組み合わせが不可欠です。
■SolidWorksで作成したモデルのCAE適用事例
量産設計に関しては、CAE=致命的な不具合防止のための目安としています。
■Matrixによるデータ管理
選定理由
・データの一元管理
・他部署への情報早期公開
・多様なデータ形式に対応
・「承認」行為が可能
・自由度の高いシステム構築
■ハイエンド3次元CADとSolidWorksとのデータ交換
基本モデルをSolidWorksで作成します。
CATIA-SolidWorks
Unigraphics-SolidWorks
I-DEAS-SolidWorks
■これからSolidWorksを導入される方へ
以下内容を導入の参考にして下さい。
●女性にも覚えやすい操作性
●小規模な取引先(下請け)とのデータ授受が容易
・優れたコストパフォーマンス
・比較的安価なので導入を勧めやすい
・SolidWorksでも出来ない部分があります。
自社の製品がモデル作成可能か実際に触って確認することをお勧めします。
■今後の展開
SolidWorksによる3次元モデル作成の普及
・トレーニング実施による設計者全体の引き上げ
・管理職のスキルUP
承認するために最低限必要な操作習得
将来、寸法計測できる安価なビューワが出現すれば完全3次元化を考えています。
【 2 】 [No.83]――――――――――――――――――――――――■今日の乱視点 ■
■先行モニター販売
↓
http://www.sense.panasonic.co.jp/index2.html
数量、期間を限定して、通常よりも安い価格で販売する代わりに、購入者に商品について のアンケートを提出してもらいます。消費者の反応を電子メールなどでいち早く収集 して、製造部門などにフィードバックします。そして、販売戦略づくりや後継製品の開発 に役立てます。
【 3 】 [CAE/CAD/CAO]―――――――――――――――――――■適用事例その他■
【風と空気の話】
↓
http://www.msc.panasonic.co.jp/wind/idx.htm
【タレパン用語集】
↓
http://www.conic.co.jp/express/tpp_yougo/e_yougo_a.html
【SolidWorks】
↓
http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/hicad/swstart.htm
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