2001年9月26日（水）<第32号>

<見出し> ―――――――――――――――――――――――――――――
●「中小企業対策によって弱い会社をひたすら延命させるのは考えものだ。
　　値段が高く納期の遅い会社はいずれ競争から脱落せざるを得ない」
●「良い量産は良い試作から始まる」
●「元気な町工場に共通するのは、過去の慣習にとらわれず、新しい時代の
　　技能の在り方を常に模索している点だ。」

大手にはまねのできない独自技術、中小ならでの機動力を生かした経営手法 などで存在感を増している企業があります。
【１】<ウェテクノ>
【２】<エヌイーティ>
――――――――――――――――――――――　[No.32　2001年9月26日]
◆<ウェテクノ>（富山)
【深絞り技術】
　　　↓
　"シミュレーション"
　http://www.tuat.ac.jp/~kuwabara/index2.htm

<IMO>
一般によく知られているのは、ジュースやビールの缶は深絞り技術の結集です。 引張りやいくつかの成形法により、薄肉でかつ深い容器が得られることになる そうです(缶メーカーではこの方法を用いています。)

当社の深絞り技術は、建設機械用の燃料タンクで生かされています。厚さ6ミリ の鋼板を容器形状にプレス加工するそうです。地元企業であるコマツなどが出資 しています。


◆[<エヌイーティ>（横浜市)
【超精密金型部品】
　　　↓
　"「超精密金型研究会」"
　http://mplab.shinshu-u.ac.jp/~sugimotolab/kanagatahtm.htm

<IMO>
エレクトロニクス産業の著しい進展とともに半導体の高密度化は進んでいます。 当社の加工技術は、
・携帯電話やパソコンの接続端子用など
・最小のコネクター部品は刃と刃の間隔が0.2ミリ程度
・加工精度が1000分の1ミリの機械で、10000分の1ﾐﾘの精度を出すなど高い評価
を得ています。

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